医師会の仕事

2-8.病診連携・生涯教育・学術−女性医師支援


女性医師支援担当の仕事

 厚生労働省の2020年統計調査によると、医療機関に勤務する女性医師は7万3822人で、男女比は男性医師が77%、女性医師は23%です。

 近年、有配偶者女性の就業率を各年齢別にみると、30歳半ばで最低となりその後は増加するという、いわゆるM字カーブはなくなりつつあります。30代の女性の8割が仕事を続け、就業率の極端な落ち込みが解消されています。これは働く女性が、産休・育休を利用しながら就業を続けていくことが当たり前になりつつあると思われます。就業は継続できるようになっても、非正規として勤務が多いため、子育て支援のみならず、専門医取得などのキャリアアップの支援も必要です。

 さらには、介護の問題においても、介護のために離職するのではなく、働きながら介護もになうことができるように男女問わず医師のサポートも必要と思われます。

(2022年8月:澤田 宏子)