大阪市北区医師会 感染症対策委員会だより

外国人の流入が多い北区では麻疹等海外由来の感染症流行地域となる可能性が高いです。

緊急を要する情報を速やかに収集し会員に周知し、各病院および行政と連携して対策を講じる必要があります。また感染症の新たな知見について情報を発信し、時を違えず研修会を開催し会員、市民へ啓発していかなければなりません。

一方ここ数年薬剤耐性菌の検出が数多く報告されています。その多くは地域の医療機関や医療関連施設等で循環していると考えられます。感染管理ネットワークを構築し地域内の耐性菌発生予防のため抗菌薬の適正使用推進に努めなければなりません。

小児に限らず成人に対するワクチン接種に関する情報の発信と推進を図ります。

その他あらゆる感染症に関する対策をいち早く会員に情報を提供し市民へ適切な感染症予防または治療ができるようにしなければなりません。

以上の目的で北区医師会は感染症対策委員会を設置いたしました。

2018年9月9日(土)第1回北区医師会感染症対策委員会では以下事項が討議され今後の予定となった。

  • 学術講演会と感染症に関しては協議し適切な演題を選択したい
  • 市民啓発のためみんなで学ぶ健康法のテーマに抗菌薬の適正使用を選択したい
  • 北区の7病院と感染症に関するネットワークを構築したい
  • 抗生物質の適正使用に関する啓発ポスターを作製したい
  • 北区医師会のホームページでの感染症に関する情報をアップデートをタイムリーにしていきたい

2018年11月22日(木)19時より 第2回感染症対策委員会が同じく当会中島谷ホールで開催されました。

1)抗菌薬適正使用啓発ポスターについて

2)来年度の「みんなで学ぶ健康法」の講演会を抗菌薬適正使用と風疹・麻疹の状況についてをテーマに2019年6月8日(土)14時から16時に北区民センター2階ホールで開催することを決定されました。従来は木曜日開催でしたが北区に流入している若年者層にも参加しやすいように土曜日に設定しました。演者は国立国際医療研究センターAMR臨床リファレンスセンターの具芳明先生および済生会中津病院 安井良則先生の予定です。

3)最近の感染症として風疹、麻疹、インフルエンザについての情報の報告がありました。また都竹委員から帯状疱疹、黄熱病のワクチンにつ いての報告もありました。

郡市区医師会単位での感染症対策委員会を病院、在宅医療まで拡大しながら市民啓発に発展させていく試みは端緒についたばかりです。最近の爆発的な外国人流入現象に輪をかけて今年はG20、ラグビーワールドカップ、来年は東京オリンピック、2025年は大阪万博と流入は加速度的に膨れ上がります。また入管法の改正による外国人就労者は大阪にさらに集中すると考えられます。感染症対策委員会はあらゆる可能性を想定して対応していかないとと考える次第です。会員の皆様のご協力をお願い致します。

抗生剤適正使用リーフレット(PDF版, 202KB), (PowerPiont版, 471KB)

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